こんにちは!はやっしーです。
今回は譜面の貸し借り、とくにオーケストラやビッグバンドの譜面について考えていきます。
もしこれから手軽に貸そうとか借りようとか、そういう事をしようとしている人に是非読んで欲しいです。
音楽ってどうやって世に出回るの?
そもそも、音楽というものがどのように世に出回るのかという話ですが、
①作編者が曲を考え、
②演奏家が演奏し、
③その音が音源として、譜面が楽譜として
④世に出回る。
という仕組みです。
つまり④の時点で世の人に出回る状態が出来上がるわけです。それまでに①から③の過程を踏んでいるのです。
そしてそのすべての物に著作権が関わっているのです。
著作権について分からない人は以下の2つのリンクを読んでから次を読み進めてもらえるとより理解が深まります。
学ぼう著作権①著作権とはどんな権利?(みんなのための著作権教室)
著作権の概要(JASRAC)
一体何が問題なのか?
ここでキーポイントになるのが著作権という言葉です。
これは、創作物すべてにそれを創作した人の権利があるという事です。
いやいや、そんなん分かってますがな!という人も多いですよね。
しかし今回問題となっているのは譜面の貸し借りについてですが、貸し借りをする事によって何が起きるのか。
それはズバリ、音楽に関わる人に入るべき収入が入らなくなるという事なんです。
ここでの音楽家とは作編者に限らず、CDや楽譜を売り出すために関わる全ての人を指します。そういう人達にお金が回らないとどうなるか。
音楽を作る事が出来なくなり、音楽業界の衰退の原因の一つとなる。
ここでの音楽とは音楽そのものは勿論のこと、音楽関連の商品、つまりCDや譜面を指します。
それが作られないとなると、本来出版出来た譜面もCDも出版出来なくなるんです。
それだけならいいのですが、それによって自分たちの活動制限に関わってくるんです。
このまま音楽に適正なお金を払わない状況を続ければ、きっと何をしても今まで以上にお金を取られる世界になるんです。
だからこそ、本当は譜面の貸し借りなんて、音源のまた貸しなんて、やめなきゃいけないんです。
そうは言ってもだなあ。
…とは言いながら、こういう人も出てくるでしょう。
学生だしお金がない、僕らは君と違って貧乏なんだ、だから削れるところは削らないとやっていけないんだ。
その気持ち、十分分かります。
とくに学生の企画バンドなら、範疇を超えた譜面や音源の共有が起こりえます。
僕自身も経験した事があります。これやるから貸してくれ、この譜面はないか?と。
そこは正直、僕としても線引きが難しいんです。
何せ学生の企画バンドは所属元が個人であることが多く、部活動という観点から見た場合、区切りをつけにくいから。
また学生だからこそ勢いだけ、損得勘定を抜きにして音楽を出来るのも分かるんです。
そこで音楽家の立場として声を大にして言いたいのは、
部活動として使用する譜面は売っている限り買うべきだ。
という事です。
先述のような企画バンドでは購入するのが難しいのであれば、せめて部活動で使用する譜面は買って欲しいという事なんです。また、部活動で買えるのであれば買い、個人で買えるなら買って欲しいのです。
これは学生時代から目撃していた事ですが、大手出版社から販売されている譜面を自分の学校で所有していないから持っているところに借りるというケースが頻発していました。
たしかにそうすれば経費も安く上がり、輸入代理店などに頼むよりも早く譜面が来ます。
しかしそれは音楽を演奏する者としてはきちんとしたお金を支払う事にはなっていませんし、何より最初に申し上げた、
音楽を作る事が出来なくなり、音楽業界の衰退の原因の一つとなる。
これにつながってくるんです。
ですから、僕は声を大にして言いたい。
譜面・音源は買える限り買って!!!!
以上、はやっしーでした!